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  • 世の中の楽しみなどのお役立ちガイドブログ:2017-1-26

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    世の中の楽しみなどのお役立ちガイドブログ:2017-1-26

    あたしは息子の頃、音痴と言われ、
    歌の恐怖症になった。

    「蛍の光」「仰げば尊し」「君が代」に至るまで、
    わたくしは歌ったことがない。
    みんなの歌声に合わせて、クチをパクパクさせるだけだ。

    コンプレックスはとうに通り過ぎ、
    あたしは歌うこと自体が恐ろしかった。

    そんなオレに小学生の孫ムスメが言う。
    「ボク、おばあちゃんの歌、聞いた事がない」

    胸がドキリとした。
    あたくしは話を逸らそうとしたが、そうはいかない。

    「あばあちゃん、何か歌って」と何度もせがむ。
    どうしても、オレの歌を聞きたいらしい。

    主人も女の子も、おいらが絶対に歌わないことを知っている。
    だが孫のためなら何でもするオレ…
    固唾を呑んで、成行きを見守っている。

    …歌ってあげたいが歌えない。
    切ない思いで「今日はごめんね、練習しておくから」と逃げた。

    「ホントに練習しといてね」
    孫女の子はくちをへの字にして、がっかりしていた。 

    僕は、
    これまでカラオケに誘われても行ったことがない。

    ところが、
    ある飲み会の後、強引に連れて行かれた。
    口にマイクを押し当てられるものの、声が出ない。
    ただ、ひたすら聞くだけだ。面白く無い…
    やっぱり来なければ良かった。

    その時、ふと思った。
    ここに居る、あの人も、この人も、
    大して上手いとは思えないが平気で歌っている。

    あの天真爛漫さ、勇気は何処から湧いて来るのだろうか。
    羨ましい…おれもあんな風に歌ってみたい。

    私は本当に音痴なのだろうか。
    息子の頃、どんな歌を歌って音痴と言われたのかは記憶にない…

    ただ「音痴」と言われた言葉だけが、脳裏に焼き付いている。

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